ダッカとロンドンという2つの都市を舞台に、 労働市場に包摂される過程における バングラデシュ人女性たちの選択と制約、 世帯内関係の変化の有無を描き出す。 より自由なはずのイギリスに移住した女性たちはむしろ、 伝統的な文化的規範に縛られており、 一方で規範の国バングラデシュに残った女性たちは 工場労働者になることで変化の契機を作り出していた。 この逆説を、詳細な現地調査と、 経済学と社会学を架橋した理論的な中間的立場から明らかにする、 古典的名著、待望の翻訳。(出版社ホームページの内容紹介より)
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書評
平野恵子『大原社会問題研究所雑誌』2017年4月号 No.702
https://oisr-org.ws.hosei.ac.jp/images/oz/contents/702_10.pdf
https://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/11190832
榎一江『歴史と経済』第 60巻第2号, 53-55, 2018
https://www.jstage.jst.go.jp/article/rekishitokeizai/60/2/60_53/_article/-char/ja/
『国際開発ジャーナル』2016年6月号で紹介されました。